富田林市のリフォーム補助金・助成金ガイド|寺内町の町家・古民家の修理と空き家の改修で使える制度を解説

富田林市のリフォーム補助金・助成金ガイド|寺内町の町家・古民家の修理と空き家の改修で使える制度を解説

富田林市で古民家・町家・空き家を直すときに使える補助金・助成金を、市の公式情報をもとに整理しました。寺内町の保存地区で必要な許可と修理・修景の補助、受付が1月末までの耐震補助、空き家バンクを通じた改修の補助や老朽空き家の除却補助、介護保険の住宅改修、国の省エネ補助まで、外壁塗装や屋根の修理だけに使える市の補助金はないという注意点とあわせて解説します。

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助成金・補助金

富田林市のリフォーム補助金・助成金ガイド|寺内町の町家・古民家の修理と空き家の改修で使える制度を解説

「寺内町にある祖父母の町家を受け継いだ。傷んだ格子や土壁を直したいが、補助は出る?」「実家が空き家になった。直して住むか、貸すか、壊すか決めきれない」「『市の助成金で屋根と外壁が直せる』と訪問してきた業者に言われたけれど本当?」——古い家を受け継いだとき、直し方と一緒に悩むのが、使える制度と手続きです。

大阪府で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である富田林寺内町は、1997年に選定され、2018年には旧寺内町の全域が保存地区になりました。町家の維持に加えて、市内では空き家の活用も課題となっており、市は保存地区の補助のほか、空き家バンクなどの制度を設けています。

この記事では、富田林市の公式サイトで確認できた制度を、町家・古い木造住宅・空き家という住まいの状況ごとに整理し、申請の前に押さえたい手続きを解説します。制度の内容は年度ごとに見直されるため、最新の情報は市の担当課でご確認ください。

住まいの状況別:富田林市で検討できる制度

住まいの状況検討できる制度市の担当課
寺内町(保存地区)の町家・古民家外観を変える工事の許可、修理・修景の補助文化財課
1981年5月31日以前に建てた木造住宅耐震診断・耐震改修・除却の補助住宅政策課
空き家を売る・貸す・買って直す空き家バンク制度活用促進補助、空き家バンク登録奨励金住宅政策課
傷みが進んだ空き家を解体する老朽危険空家の除却補助住宅政策課
手すり・段差の解消介護保険の住宅改修、重度障がい者等住宅改造費の助成高齢介護課、障がい福祉課
窓・断熱・給湯器住宅省エネ2026キャンペーン(国)登録事業者が申請

外壁塗装や屋根の修理だけに使える市の補助金はありません

富田林市の住宅政策課は、現在住んでいる住宅の外壁塗装や屋根の修理だけで利用できる市の補助金はないと、公式サイトで注意を呼びかけています。「市の補助で安く直せる」と勧められても、その場で契約せず、市に確かめてください。台風などの自然災害で傷んだ場合は、補助金ではなく火災保険の風災補償で直せることがあります(屋根修理に火災保険は使える?)。

なお、寺内町の保存地区で町並みを守るために行う修理・修景には、文化財課の補助制度が別にあります。

寺内町の町家・古民家:許可と修理・修景の補助

外観を変える工事は許可を受けてから

保存地区は富田林町の一部と本町の一部で、広さは約12.9ヘクタールです。この範囲で、通りから見える建物などの外観を変える工事(新築・増改築・改修・除去など)をするときは、市の許可を受けてから着工します。建物の内部の改装だけなら許可はいりません。たとえば室内側に内窓を付ける工事は内部の改装ですが、通りに面した窓や建具を取り替えるなら許可が必要な工事になりえます。

基準に合う修理・修景には経費の補助

保存地区の建物のうち、主に江戸時代後期から昭和中期にかけて建てられ、町並みの特性を保っていると認められたものは「伝統的建造物」とされ、修理の基準にもとづいて外観の形や意匠を守ります。それ以外の建物や新築では、町並みに調和させる「修景」を行います。市は、修理・修景の基準に適合する修理や改装、新築などの経費の一部を補助するほか、設計や工事についての助言も行っています。補助の内容は保存地区の保存計画などで定められ、見直されることもあるため、割合や上限は文化財課で確認してください。

市は、該当する工事を計画するときはできるだけ早い段階で文化財課に相談するよう案内しています。町家の改修は、漆喰や土壁の塗り直し、傷んだ木部の取り替えなど左官・大工の仕事が多くなります。補助の対象になりうる外観の工事と、室内の水回りなどそれ以外の工事を分けて見積もってもらうと、申請の書類がそろえやすくなります。雨漏りの原因と直し方は富田林市の雨漏り修理ガイドで解説しています。

古い木造住宅の耐震:受付は1月末まで、申請は契約前

富田林市は、耐震診断・耐震改修・除却を行う所有者に費用の一部を補助しており、木造住宅では1981年(昭和56年)5月31日以前に建てられたものが対象です。ポイントは次の3つです。

  • 申請は契約の前に:申請より先に着手した工事は補助の対象になりません
  • 受付は1月末まで:ただし予算がなくなれば途中で終わるため、年度の早い時期に相談します
  • 技術者の紹介:耐震診断などに必要な耐震技術者を市が紹介しています

寺内町の町家で耐震補強をする場合は、外観にかかわる工事が許可の対象になることがあるため、住宅政策課と文化財課の両方に早めに相談しましょう。重い瓦屋根を軽い屋根材に替える工事を考えるなら、屋根工事の選び方を富田林市の屋根修理・屋根工事ガイドで、補強工事の進め方を松原市の耐震診断・耐震リフォーム完全ガイドで紹介しています。

空き家を活かす・解体するときの制度

空き家バンクと関連する補助

富田林市空き家バンクは、売りたい・貸したい空き家を所有者が登録し、市が住みたい人に情報を届ける制度です。関連して次の制度があります。

  • 空き家バンク登録奨励金:2022年4月1日以降に空き家バンクへ登録した所有者などが対象で、登録日から60日以内に申請します
  • 空き家バンク制度活用促進補助:空き家バンクを利用した所有者などや居住希望者が対象です。売買の成約に関する補助とリフォーム工事に関する補助があり、両方を併用できます。対象になるリフォーム工事は市が一覧で公開しています

このほか市は「富田林市空き家の手引き」も発行しています。

老朽危険空家の除却補助

老朽化して危険な空き家を解体する所有者には、除却費用の一部の補助があります。おおむね1年以上使われていない木造の空き家(床面積の半分超が住まいのもの。長屋や共同住宅はすべての住戸が空室のもの)が対象で、事前調査を申し込むと市の職員が現地で傷みの程度を判定します。解体業者と契約する前に、住宅政策課へ相談してください。

手すり・段差の解消と、窓・断熱の省エネ改修

介護保険の住宅改修

要支援1・2、要介護1〜5の方は、手すりの取付けや段差の解消などに介護保険の住宅改修費(支給限度基準額20万円、自己負担1〜3割)を使えます。富田林市では、工事を始める前に市の許可が必要で、許可が出る前に着工すると保険の給付を受けられません。許可のあとで工事内容を変えたくなったら、工事を止めて高齢介護課と理由書の作成者に相談します。工事が終わったら代金を支払って領収書を受け取り、完了の申請をします。

支払いは、全額をいったん支払う償還払い(どの事業所でも可能)と、自己負担分だけを支払う代理受領払い(市に登録した事業所のみ)があります。65歳未満で重度の身体障がいや知的障がいのある方には、障がい福祉課の「重度障がい者等住宅改造費の助成」もあり、所得による制限があります。

窓・断熱・給湯器は国の住宅省エネ2026キャンペーン

冬の寒さが気になる古い家では、窓や断熱の改修に国の「住宅省エネ2026キャンペーン」が使える場合があります。国土交通省・経済産業省・環境省の事業の総称で、事務局に登録した事業者が申請し、期限は遅くとも2026年12月31日(予算の上限に達すればそれより前に終了)です。外壁や屋根で対象になるのは断熱材を使う断熱改修で、遮熱塗料や断熱塗料を塗るだけの工事は対象外です。保存地区の町家では、許可のいらない室内側の内窓から検討する方法もあります。

古い住まいの改修費用の目安

工事内容費用の目安
瓦の差し替え・ずれ直し2,000円〜15万円程度
漆喰の補修5万円〜30万円程度
耐震補強工事100万円〜200万円程度
内窓の設置など窓の断熱改修5万円〜60万円程度
キッチン・浴室・トイレ・洗面の4点交換150万円〜400万円程度

※住宅の状態・工事範囲などにより変動する参考値です。正確な金額は現地調査のうえ見積もりをご確認ください。町家や空き家では、傷みの範囲を確かめてからでないと金額が決まらない工事も多くあります。

依頼先選びと富田林市の問い合わせ先

依頼先に確かめたいこと

  • 業者の条件:自治体の補助には、市内に事業所がある業者への依頼を条件にするものもあります。スマイル工務店は松原市の会社のため、そうした制度では対象外になります。介護保険の代理受領払いは市に登録した事業所、国のキャンペーンは事務局に登録した事業者に限られます
  • 古い素材の扱い:漆喰・土壁・木部の補修を、左官や大工の工事も含めて段取りできるか
  • 手続きへの協力:保存地区の許可や補助の申請に必要な図面・写真・見積書を用意できるか

富田林市の問い合わせ先

  • 富田林市役所(代表):0721-25-1000(〒584-8511 富田林市常盤町1-1)
  • 富田林市公式ウェブサイト:https://www.city.tondabayashi.lg.jp/
  • 担当は、保存地区の許可と修理・修景の補助が文化財課、耐震と空き家の制度が住宅政策課、介護保険の住宅改修が高齢介護課、重度障がい者等住宅改造費の助成が障がい福祉課です(代表番号から取り次ぎ)

スマイル工務店の富田林市でのリフォーム対応

スマイル工務店は松原市天美西を拠点に、富田林市でも屋根・外壁・水回り・内装のリフォームを承っています。代表は防水・屋根職人の出身で、瓦屋根の差し替えや漆喰の補修から、空き家の水回りの入れ替えまで、自社の職人が施工します。使いたい制度の条件を確かめながら、補助を使う場合と使わない場合の進め方をご提案します。

現地調査・お見積もりは無料です。無料見積もりフォームまたはお電話(072-289-5018/年中無休8:00〜20:00)でご相談ください。工事後は1年・3年・5年目の無料点検と、施工内容に応じた5〜10年の保証をお付けします。

まとめ

  • 住んでいる家の外壁塗装や屋根の修理だけに使える富田林市の補助金はない。勧誘を受けたら市に確かめる
  • 寺内町の保存地区では、通りから見える外観を変える工事に許可が必要。基準に合う修理・修景には経費の補助がある
  • 1981年5月31日以前の木造住宅の耐震補助は、契約前に申請し、受付は1月末まで(予算がなくなれば終了)
  • 空き家は、空き家バンクの登録奨励金や改修の補助、老朽危険空家の除却補助を状況に合わせて検討する
  • 介護保険の住宅改修は市の許可を受けてから着工。窓・断熱は国のキャンペーンで、塗料を塗るだけの工事は対象外

受け継いだ家を次の世代へつなぐために、制度と手続きの順番を確かめながら改修を進めましょう。富田林市での古い住まいの改修は、スマイル工務店へお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

Q. 寺内町の町家を修理するとき、市の補助はありますか?+

寺内町の伝統的建造物群保存地区では、市が定める修理・修景の基準に合う修理や改装、新築などに、経費の一部を補助する制度があります。通りから見える外観を変える工事には市の許可も必要なため、計画の早い段階で文化財課に相談してください。

Q. 富田林市で外壁塗装や屋根の修理だけに使える補助金はありますか?+

ありません。富田林市は、現在住んでいる住宅の外壁塗装や屋根の修理だけで利用できる市の補助金はないと公式サイトで注意を呼びかけています。台風などの自然災害による破損なら、火災保険の風災補償で直せる場合があります。

Q. 富田林市の耐震の補助は、いつまで申請できますか?+

市の案内では、申請の受付は1月末までで、予算がなくなればその前に終わります。対象は1981年(昭和56年)5月31日以前に建てられた木造住宅で、工事の契約より前に申請する必要があります。

Q. 空き家を買って直して住む場合、使える制度はありますか?+

富田林市の空き家バンクを利用した所有者や居住希望者を対象にした補助制度があり、売買の成約に関する補助とリフォーム工事に関する補助は併用できます。対象になる工事は市の一覧で確認できるため、契約の前に住宅政策課へ相談しましょう。

Q. 松原市のスマイル工務店に頼んでも、富田林市の制度は使えますか?+

制度の条件によります。依頼先が市内の業者であることを条件にする制度では対象外になる場合があり、介護保険の代理受領払いは市に登録した事業所に限られます。ご相談の際に要件を一緒に確認し、補助を使わない場合も含めて進め方をご提案します。

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