富田林市の外壁塗装ガイド|寺内町の町並みに合う色・艶の選び方と古い外壁材の注意点、費用相場
「寺内町の近くに住んでいるけれど、外壁の色は自由に決めてよいの?」「祖父母の代から住む木造の家。漆喰や板張りの壁にも普通の塗料を塗っていい?」「築40年を超えたモルタルの外壁は、塗装でまだ持たせられる?」——富田林市で外壁の塗り替えを考えるとき、費用と同じくらい気になるのが、家の古さや周りの町並みとの兼ね合いです。
富田林市は南河内地域に位置し、市内を石川が流れるまちです。戦国時代に開かれた寺内町を起源とし、江戸時代に在郷町として栄えた富田林寺内町は、1997年に選定された大阪府で唯一の重要伝統的建造物群保存地区です。一方、南海高野線の金剛駅に近い金剛地区には昭和40年代に開発が進んだ住宅地が広がり、平成以降に建った新しい住宅地もあります。建てられた時代が違えば、外壁の素材も、塗り替えで気をつける点も変わります。
この記事では、寺内町で外観を変えるときの手続き、町並みになじむ色と艶の選び方、外壁材ごとの塗り替えの注意点から、費用の目安と業者選びまでを順に解説します。
富田林市の住まいと外壁材の違い
塗り替えの進め方は、建物がいつ、どんな素材で建てられたかで変わります。市内の住まいは、おおまかに次の3つに分けて考えられます。
- 寺内町などの町家・古民家:本瓦葺きの屋根に白い漆喰の壁、格子や虫籠窓(むしこまど)をそなえた町家が残ります。外壁は漆喰・土壁・板張りなど、一般的な外壁用塗料とは相性の異なる素材が中心です
- 昭和40〜50年代ごろに建てられた住宅:この時代の木造住宅はモルタル塗りの外壁が一般的でした。すでに何度か塗り替えを重ね、古い塗膜が厚く残っていることもあります
- 平成以降に建てられた住宅:窯業系サイディングが主流で、板の継ぎ目(目地)を埋めるシーリングの傷み具合が塗り替えの時期を左右します
町家では「素材を生かした補修」、昭和の住宅では「ひび割れと下地の補修」、比較的新しい住宅では「目地と塗膜の更新」と、同じ外壁塗装でも力を入れるところが変わります。
寺内町の保存地区で外観を変えるときの手続き
寺内町の保存地区内では、ふだん道路から見える建物の外観を変える工事に、市の許可が必要です。富田林市は、増改築や改修、模様替えに加えて色の変更も許可が必要な行為としており、工事の前に市へ申請し、許可を受けてから着工します。建物の内部の改装や、道路から見えない部分の変更には許可はいりません。
塗り替えを計画するときは、次の順番で進めるとスムーズです。
- 見積もりを取る前に、市の文化財課へ計画を相談する(設計や工事についての助言も受けられます)
- 色・艶・材料の候補を決め、市の案内に沿って必要な書類をそろえて申請する
- 許可が下りるまでの期間を見込んで工期を決め、許可を受けてから着工する
保存地区には修理・修景のための基準や制度もあり、内容は見直されることがあるため、最新の情報を市に確かめましょう。保存地区の外でも、寺内町の周辺や古い家並みの残る地域では、周りから浮かない外観を意識すると町並みになじむ仕上がりになります。古民家の改修全般については富田林市のリフォーム完全ガイドでも解説しています。
町並みになじむ外壁の色と艶の選び方
歴史ある町並みで浮かない外観にするコツは、「色の鮮やかさ(彩度)を抑える」「艶を控えめにする」「部位ごとに色の役割を決める」の3つです。
| 部位 | 色選びの考え方 |
|---|---|
| 外壁の大部分 | 白・生成り・薄い灰色など、彩度を抑えた明るい色を基本にする |
| 腰壁・板張りの部分 | 焦げ茶や墨色など、木部になじむ濃い色で引き締める |
| 雨樋・破風・軒天 | 外壁か屋根の色に合わせ、線が目立たないようにする |
| 格子・木製の建具 | 木目を生かせる木材保護塗料の茶系の色を選ぶ |
外壁用の塗料には、艶あり・7分艶・5分艶・3分艶・艶消しと、艶の度合いを選べる製品が多くあります。艶ありは塗りたての新しさが際立つ一方、漆喰や瓦の落ち着いた質感の中では光って見えることがあります。艶消しや3分艶は和風の外観になじみやすい反面、艶を抑えるほど汚れが付きやすく、耐久性もやや下がる傾向があるため、見た目と持ちのバランスで決めましょう。
色を決めるときは、近所の家並みを写真に撮って候補の色と並べてみる、塗り板の見本を実際の壁に当ててみる、といった確かめ方が役立ちます。決めた色は塗料メーカーの色番号で記録しておくと、次の塗り替えや部分補修のときに同じ色を再現できます。
外壁材ごとの塗り替えの注意点
漆喰・土壁
漆喰や土壁は、湿気を吸ったり吐いたりして壁の水分を調整する素材です。一般的な外壁用塗料でふさぐと、逃げ場を失った湿気で塗膜が膨れたり、早い時期に剥がれたりすることがあります。傷みが表面にとどまるなら左官職人による漆喰の塗り直し、塗装で仕上げる場合は漆喰に対応した専用の塗料と下塗り材を使います。壁を軽くたたいて音の違いを確かめ、下地から浮いている部分は先に補修します。
板張り
木の外壁には、木材にしみ込んで表面に膜を作らない浸透型の木材保護塗料が向いています。木目を生かせるうえ、木の伸び縮みで塗膜が割れて剥がれる心配が少ないためです。表面に膜を作る造膜型の塗料は、破風のように耐久性を優先したい部位で使い分けます。腐って柔らかくなった板は、塗る前に張り替えます。
モルタル
乾燥による収縮や建物の揺れでひび割れが起きやすい素材です。ひび割れを補修したうえで、ひびに追従しやすい微弾性フィラーや弾性塗料を組み合わせるのが一般的です。何度も塗り重ねた古い塗膜が浮いている場合は、剥がしてから塗ります。
窯業系サイディング
目地のシーリングを打ち替えてから塗装するのが基本です。モルタル向けの弾性塗料や微弾性フィラーは、夏の熱で塗膜が膨れる原因になることがあるため使いません。目地の補修方法は松原市のシーリング工事・外壁コーキング補修完全ガイドで詳しく紹介しています。
富田林市の外壁塗装の費用相場(住宅の大きさ別)
金額を左右するのは、塗る面積(建物の大きさ)、塗料のグレード、下地の傷み具合の3つです。住宅の大きさごとの目安は次のとおりです。
| 住宅の大きさ(延床面積) | 外壁塗装の費用目安 |
|---|---|
| 20坪程度 | 60万〜90万円程度 |
| 30坪程度 | 70万〜140万円程度 |
| 40坪程度 | 90万〜160万円程度 |
※住宅の状態・工事範囲などにより変動する参考値です(足場や洗浄を含めた総額の目安)。正確な金額は現地調査のうえ見積もりをご確認ください。
町家や古い住宅では、塗装とは別に、漆喰の塗り直しや土壁の補修といった左官工事、腐った板の張り替えや格子の補修といった大工工事、何層にも重なった古い塗膜を剥がす手間がかかることがあります。金額は傷みの範囲しだいのため、現地調査で確かめてからお見積もりします。屋根の点検や補修も足場を使うことが多いため、外壁と同じ時期に行うと効率的です。瓦屋根の直し方の選び方は富田林市の屋根修理・屋根工事ガイドをご覧ください。
補助制度と富田林市の問い合わせ先
富田林市は公式サイトで、いま住んでいる家の外壁塗装や屋根の修理だけに使える市の補助金はないと案内しています。「市の補助で塗り替えられる」と勧められても、その場では契約せず、市に確かめましょう。一方、寺内町の保存地区で基準に合う修理・修景を行う場合は、文化財課の補助制度が別にあります。国の住宅省エネ関連の補助事業では、断熱材を使った外壁の断熱改修や窓の断熱改修が対象になる場合がありますが、遮熱塗料や断熱塗料を塗るだけの工事は対象外です。どの制度も内容や受付期間は年度ごとに変わり、着工前の申請が条件になるため、契約の前に確かめておきましょう。
- 富田林市役所(代表):0721-25-1000(〒584-8511 富田林市常盤町1-1)
- 富田林市公式ウェブサイト:https://www.city.tondabayashi.lg.jp/
寺内町の修理・修景の補助や、耐震・空き家の制度は富田林市のリフォーム補助金・助成金ガイドにまとめています。
古い住まいの外壁塗装を任せる業者の選び方
- 素材を見分けて工法を変えられるか:漆喰・板張り・モルタルなど、外壁材ごとの塗料と補修方法を説明してくれるか
- 左官・大工の工事まで段取りできるか:漆喰の塗り直しや板の張り替えが必要になったときに、塗装と一体で工程を組めるか
- 保存地区の手続きを理解しているか:申請に必要な資料づくりを手伝い、許可を待つ期間を見込んだ工程を組めるか
- 色の確かめ方を提案してくれるか:塗り板の見本などで、仕上がりに近い色を確認させてくれるか
- 見積書の中身が具体的か:塗料の製品名、塗る回数、下地補修の範囲が書かれているか
スマイル工務店の富田林市での外壁塗装対応
スマイル工務店は大阪府松原市天美西を拠点に、富田林市でも外壁塗装をお受けしています。代表は防水・屋根職人の出身で、施工は自社の職人が担当します。外壁材の種類や傷み方を現地で確かめたうえで塗料と補修方法をご提案し、外壁の色選びのご相談にも応じています。
現地調査・お見積もりは無料です。工事のあとも1年・3年・5年の無料点検で状態を確認し、施工内容に応じて5〜10年の保証をお付けします。お電話(090-3845-5771、年中無休 8:00〜20:00)または無料見積もりフォームからお気軽にお問い合わせください。
まとめ
- 富田林市には寺内町の町家から昭和の住宅地、新しい住宅まであり、外壁材によって塗り替えの重点が変わる
- 寺内町の保存地区では、道路から見える外観の色の変更にも事前の許可が必要。計画段階で市の文化財課に相談する
- 町並みになじませるには、彩度を抑えた色と控えめな艶を選び、付帯部の色も外壁か屋根に合わせる
- 漆喰・土壁は専用の塗料か左官での塗り直し、板張りは浸透型の木材保護塗料、サイディングは目地の打ち替えとセットで考える
- 30坪程度の住宅なら70万〜140万円程度が目安(参考値)。古い住宅では左官・大工の工事が加わることがある
家の歴史や町並みを大切にしながら、外壁を長持ちさせる塗り替えを考えていきましょう。富田林市で外壁の塗り替えをお考えなら、スマイル工務店にご相談ください。
よくあるご質問
Q. 富田林市の寺内町で外壁の色を塗り替えるとき、手続きは必要ですか?+
寺内町の保存地区では、道路から見える外観の色を変えることも許可が必要な行為とされており、工事の前に市へ申請して許可を受けてから着工します。見積もりを取る前の計画段階で、市の文化財課に相談しておくと安心です。
Q. 古い家の漆喰の壁に、一般的な外壁用の塗料を塗ってもいいですか?+
おすすめしません。漆喰は湿気を吸ったり吐いたりする素材のため、合わない塗料でふさぐと塗膜が膨れたり早い時期に剥がれたりすることがあります。左官による漆喰の塗り直しか、漆喰に対応した専用の塗料と下塗り材を使う方法を選びます。
Q. 町並みになじむ外壁の色は、どう選べばいいですか?+
白・生成り・薄い灰色など彩度を抑えた色を基本に、艶は艶消しや3分艶など控えめにすると、瓦屋根や格子のある町並みになじみやすくなります。雨樋・破風・軒天といった付帯部の色も、外壁か屋根の色に合わせましょう。
Q. 富田林市で30坪の家の外壁塗装をすると、いくらくらいかかりますか?+
30坪程度の住宅で70万〜140万円程度が目安です(参考値)。古い住宅では、左官による漆喰の補修や傷んだ板の張り替えなど、塗装以外の工事が加わることがあるため、現地調査で範囲を確かめてからお見積もりします。
Q. 松原市の工務店ですが、富田林市の外壁塗装にも対応していますか?+
はい。スマイル工務店は松原市天美西を拠点に、富田林市でも外壁塗装をお受けしています。現地調査・お見積もりは無料で、外壁の色選びのご相談にも応じています。
お住まいのことでお悩みですか?
スマイル工務店では無料でご相談・現地調査・お見積もりを承っております。松原市・堺市など南大阪エリアは迅速に伺います。
※お電話でのご相談・お見積もりも無料です。松原市・堺市など南大阪エリアは迅速に現地へ伺います。




